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2004年12月11日 (土)

横浜市市民活動共同オフィス

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 横浜市市民活動共同オフィス報告書編集会議

 多くの人は、あったことも知らない横浜市市民活動共同オフィス。横浜にLRTを走らせる会にとっては初めての事務所であり、活動を広げるための原点になった。

 横浜市市民活動共同オフィスは、旧富士銀行の暫定利用として始められたモデル事業だ。市民との協働をうたった中田市長が、歴史的建造物を3年間の暫定とはいえ、市民団体の共同オフィスとして開放したことは、横浜の政治やまちづくりを大きく転換させるものとして、市民活動に関わる市民の間では記憶されている。

 横浜にLRTを走らせる会は、昨年8月2日に準備会として発足したが、その直後に共同オフィス2期目の入居団体の追加募集があり応募した。プレゼンの結果は最低ではあったが、審査に通り入居することができた。共同オフィスの入居は1年という限定つきた。1年でNPOが自立できるはずもないが、反面多くのNPOが共同オフィスでつながることができるきっかけともなった。

 本来3年間の共同オフィスであったが、横浜市が旧富士銀行の本格利用として芸大を誘致したことから、2年で閉鎖されることになった。共同オフィスは市民と行政の協働の実験・検証の場と位置づけられていたので、閉鎖にあたり、検証したものを報告書として残す作業が行われている。

 私たちの共同オフィスの特徴は、

1.歴史的建造物の中にあったこと、

2.途中からホールが開設されたこと 

3.管理運営を同じくNPOが行った

 2期目の途中から、ホールをバンカート1929という市民団体が管理運営することが始まった。このホールは、映画の撮影などにもたくさん使われているが、バンカートがここを夜はバーとしたことで、市民団体が集える場所となった。イベント会場としても使え、交流会場としても機能したことで、一気に入居団体が連携できる場となった。

 報告書作成の編集会議でも、横浜市の協働のあり方についてたくさん批判も出ていたが、それでも共同オフィスの存在で横浜市の中で協働が進んだことは間違いない。まだまだ課題はあるけれど、何千万もの税金を投入してつくられた共同オフィスに入居できた団体として、今後横浜市の中でさらに協働がすすみ、市民が新しい公共をつくっていくために、しっかり共同オフィスでの2年間を検証していきたい。

 横浜にLRTを走らせる会の新しい事務所は、共同オフィス1期目の入居団体である「都市防災研究会」と、1期2期続けて入居した「ウエストハウス」といっしょに借りている。横浜の中で、かつては「蛸壺」的だった市民活動団体が、少しずつつながってきている。

 同じような活動をしている団体ではなく、まったく異なった内容の団体がコラボレーションを始めている。共同オフィスが3年続いていたら、もっともっとおもしろいことが始まったと2年での閉鎖はとても残念で、芸大という東京ブランドを呼ぶことに走ってしまった横浜市の姿勢には、疑問を感じてはいる。が、それにも増して、歴史的建造物の中に、オフィスとホールを開設し、市民団体に開放してくれたことには本当に感謝したい。

 ホールは12月末までまだ開放されている。夜の11時までバーとして利用することができるので、まだ行ったことのない人はぜひ訪れてほしい。「笑の大学」「赤い月」など多くの映画の撮影もここで行われた。来年4月からは北野武が教授として教鞭を振るう場となるが、気楽に訪問できるのは今月だけだ。

 共同オフィスの検証の場でもある、報告書編集会義は議事録も公開されている。横浜市のすばらしい「協働の基本指針」を生むきっかけとなった共同オフィスで、一体何があってどんな成果が生まれ、課題があったのか、報告書はできたあともホームページで公開する予定だそうだ。その節は、ぜひ見てほしい。写真は、私たちの愛した共同オフィス。

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