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2006年11月27日 (月)

エントロピー学会

港北区日吉の慶応大学で第24回エントロピー学会が開催されました。

自主企画Aのテーマは「神奈川のオルタナティブ」。

20061126_010  発表者は左から、NPO法人WE21ジャパンの理事長、郡司まゆみさん、当会の古川副理事長、川崎で廃油を集めて石けん工場を運営している松本さん、NPOや市民事業に低利で融資をしているWCC(女性・市民信用組合)準備会代表の向田映子さん。

 一見関係ないように見えますが、WE21ジャパンは不用品を寄付してもらいボランティアが販売をして収益を海外支援にあてているリサイクルショップを運営しています。

石けんプラントにしても、廃油の再利用。WCCのようなNPOパンクも市民社会や循環型社会をつくるための活動をしています。

 そういう意味では、私たちの会と同じです。

 興味深いセッションでした。

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2006年11月21日 (火)

横浜市に意見書を提出

本日、横浜市交通局のバスの路線廃止に関しての意見書を横浜市に提出してきました。

内容は以下の通りです。

横浜市交通局バス路線再編についての意見書

先般横浜市交通局が赤字を理由に、バス路線の一部廃止を決定しました。これは、横浜市の「市営交通のあり方検討委員会」の答申に基いたものだと聞いております。しかし、答申そのものが環境や福祉の視点に乏しく、また事前に利用者からのヒヤリングも十分行われず政策決定された事は誠に遺憾に存じます。今回のバス路線の廃止について、私たち、横浜にLRTを走らせる会としましては次の観点から異議申し立てを行います。

1.不採算を理由に一方的に公営交通を切り捨てるべきでないと考えます

 公共交通における公営の役割が明確に示されていない中で、単に不採算を理由に多数のバス路線廃止の決定をされたことに疑問を持ちます。

 海外では公共交通は、市場経済の中では解決し得ない社会資本サービスとして、公営・民営問わず「税」で補助されています。公共交通への税補填は、自家用車の氾濫による社会的費用負担に較べれば取るに足らないものです。経済効果、医療の予防・介護予防、交通事故、環境問題等社会的費用の問題として総合的に判断されるべきものと考えます。

 日本では、民間事業者に対しての運営費補助の市民合意がないため、赤字の路線は公営交通が引き受けるという形で維持されてきました。一般的に、公営交通には企業性の追及に欠けてる面があり、それを追求していくことは時代の要請ではありますが、公営交通の役割の議論が不十分なままでの路線廃止は、性急すぎるといわざるを得ません。

 

2.バスは高齢者にとって不可欠の交通手段です

これからの少子高齢社会にあっては、バスは高齢者の移動にとっては大変重要な手段です。階段の多い高架または地下駅よりも、身近にありかつ路面から直接乗降できる

バスは、横浜市の高齢者パスの政策もあって、高齢者に多く利用されています。これからさらに高齢者が増えることから、今は需要が少ない路線でも潜在的な需要があるはずです。

3.廃止に伴う代替案が明確ではなく、また利用者への経済的負担が大きすぎます

廃止後に外出に支障をきたす人たちへの対応策が充分示されているとはいえません。今まで一つの系統で行けたところへ乗換えをしなければならないというケースでは、移動制約者にとって「乗換え」の負担とともに、乗換えの都度初乗り定額運賃がかかることは大きな経済負担を強いられることになります。他都市で導入しているように、初乗り運賃で終日乗換え自由等の利用者の利便性に沿った方法が必要です。また、鉄道とバスの役割は違うため、鉄道による代替では十分とはいえません。

4.市民に対する説明責任が不十分です

今回の廃止案については、今般の説明会開催の回数では市民に対する十分な説明責任を果たし、市民の理解を得ているとはいえません。市民との協働を旨とする中田市政として、廃止案を一旦白紙に戻すべきです。

5.横浜市の総合的な交通体系を、市民と協働で作り上げていくことを提案します

  公共交通の役割を再定義した上で、公共交通ネットワーク全般を包括した観点から、鉄道・地下鉄・路線バス・コミュニティバス・路面電車等の活用による市民・利用者に理解を得ることができる抜本的解決策である横浜市の総合的な交通体系を、市民と協働で作り上げていくことを私たちは提案します。私たちはこのような協働作業に積極的に参画するつもりでいます。

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2006年11月 5日 (日)

運賃では活気的な後払いを実現したPITAPA

 11月1日の運賃収受フォーラムで一番おもしろかったのが、関西地区で始まっているPITAPAカード。

 これは、JR西日本の「イコカ」と私鉄などの「スルッとKANSAI」が合体したカードで、関東でもまもなく「パスモ」として、スイカとパスネットが一体になったものが登場しますが、それの関西版です。

 でもこのPITAPAのシステムは活気的です。

 スルット関西では客の要望を以下のように捉えています。

○他交通機関でも使えるようにして欲しい

○駅コンビニや市営施設でも使えるようにして欲しい

○2枚投入の改札機を増やして欲しい (精算機を使いたくない)

○回数券の種類が多すぎる (回数券,オフピーク回数券,サンキュー回数券)

○定期券を購入するか回数券を購入するかどちらが得かわかりにくい

○プレミアムをつけて欲しい

活気的なのは、後払い方式だということです。世の中、後払いが当たり前の時代になぜか交通運賃だけはプリペイド。その常識を打ち破ったのです。

 定期券を購入するか、回数券を購入するか、悩む人は多いはずです。後払いにしたことで、1ヶ月利用した結果で、定期料金・回数券料金かを決め、引き落とされるので、利用者にとっては迷わなくても済みます。

 結果としては、上記の客の要望すべてをクリアしたわけです。機械でお金をチャージする必要はないし、買い物のポイントが運賃にも利用でき、システムが違うJRとも互換性をもち、関西ではすべての交通機関で利用できるわけです。

 では関東で導入されるパスモはというと、これはプリペイド式ですから、上記のサービスはほとんど使えません。バスや私鉄でも使えるようになるそうですが、精算機でチャージは必要だし、定期も回数券も乗る前に選択しなければならないし、割引があるわけではありません。

 なぜPITAPAがこれほど便利にできるかというと、関西のお客さんは要求が高いそうです。10円しかカードに残額がなくて、改札を通れず、電車に乗り遅れたと駅員に文句が来る。関東なら残額を確認していなかった自分が「ばか」だったとあきらめるのですが、関西ではそうならない。出るときも同じで、精算機で精算することをめんどくさがるそうです。

 詳しくはPitapaのサイトを見て下さい。

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公共交通の運賃の受渡し方法はどう変えるべきか

 11月1日、全国路面電車ネットワーク主催のフォーラム「公共交通の運得員の受け渡し方法はどう変えるべきか」が、川崎商工会議所で開催されました。

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提言 「10年後の運賃収受方式を想像する」
   高木 亮 氏 工学院大学工学部電気システム工学科助教授。

       
1.基調報告「信用乗車方式と割増運賃制度」
      東井  芳隆 氏 国土交通省鉄道局  業務課長

2.報告「富山ライトレールにおける信用乗車方式の導入にむけて」
      根塚 俊彦氏   富山市都市整備部長

3.報告「 カードシステムによる運賃収受の現況と課題」
            横江 友則氏  ㈱スルッとKANSAI 代表取締役専務

4.報告「5年目を迎えた「せたまる」の現況と今後の課題」 
      北村 公大氏 東京急行電鉄㈱鉄道事業本部 電気部

5.報告「信用乗車方式の問題点」 
      中尾 正俊 氏 広島電鉄(株)常務取締役

平日の昼間という時間帯で行なわれたにも関わらず、80人近い人が集まり大盛況でした。

LRTを導入するにあたっては、運賃受け渡しをどうするかが大きな課題となっています。じことをやろうとすると様々な課題があります。

1.運賃の受け渡しをどこでするか。

2.乗換え運賃について

3.割引チケット

4.プリペイド(前払い)かポストペイ(後払い)か

 運賃制度は実は大変奥が深い問題です。

 いろいろと議論はあるけど、机上の理論ではなく、実際にやってみたらどうかという国土交通省の東井さんの話しに対し、制度がない中でやった場合の事業者のリスクのことなどをどうするのか。制度が先か、やってみることが先か、卵と鶏のようですね。

 今回はICカードの話しが多く、ICカードの勉強会にもなりました。

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2006年11月 1日 (水)

真に必要な道とは

20061031_005_1  神奈川県の県土整備部道路整備課からヒアリングを受けました。

 大内理事長(右端)、竹田事務局長右から2番目)、松川副理事長が応対しました。

国土交通省では「真に必要な道とは」と題してこれからの道路政策について、12月31日まで市民意見を求めています。

道路担当の県土整備部は、一般の市民というよりは、交通に関係のあるNPOなどから個別のヒアリングを行なっているそうです。

1.公共交通を重視する方向での道路政策であってほしい

2.渋滞するから道路拡張ではなく総量を減らす政策を!

3.オープンカフェなど都市ではクルマがない方が快適であること

など、道路についての意見を3人がそれぞれに話しました。日頃から道路にはいろいろ言いたいメンバーだったため、ほとんどこちら側がしゃべって終わりになりました。

 

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