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2021年5月28日 (金)

米軍上瀬谷通信施設地区跡地利用に関する続報

 先日の記事で話題に挙げた、米軍上瀬谷通信施設地区の跡地利用に関連して、続報が朝日新聞に掲載されていました。

相鉄HDが検討断念 横浜西部、米軍跡のテーマパーク構想 協議継続も先行き不透明
米軍跡地の「ディズニー級」テーマパーク、相鉄が断念
横浜市西部の米軍施設跡地で、... 「超大型テーマパーク」開発を検討していた ... 相鉄ホールディングス ... が、検討を断念したことがわかった。大手不動産会社が事実上引き継ぐことが協議されている。...
(見出しの異なる2つの記事の本文は同一です)

 テーマパーク開業後の需要も見据えた中量輸送機関として、いわゆる「新交通システム」による「上瀬谷ライン(仮称)」が横浜市により計画されていますが、跡地利用計画がはっきりしないことには「上瀬谷ライン」の需要予測をはっきりさせることもままならず、ひいては実現に必要な軌道敷設特許取得は困難な状況です。横浜市は「上瀬谷ライン」の花博にあわせた整備を目論んでいましたが、その先行きが注目されます。

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2021年5月23日 (日)

川崎市でのBRT導入計画

 川崎市では、JR川崎駅前と、臨海部の工業地域とを結ぶ、BRT(バス高速輸送システム)の導入に向けて取り組んでいるようです。

川崎臨海部において本市初となる連節バスの試走を実施します (2021年 3月 2日、川崎市)
臨海部の交通機能強化に向けた取組の一環として、川崎駅から臨海部へのBRT導入に向けて...連節バスの試走を実施します。

連節バス導入へ試験走行 川崎駅東口-水江町間
(2021年3月13日、神奈川新聞)川崎市臨海部のバス高速輸送システム(BRT)構築に向け、... 連節バスをJR川崎駅東口─水江町間で試験走行させた。... 2022年度の本格導入を目指す。

臨海部の交通機能強化に向けた実施方針(案)に関する意見募集について (2021年 3月15日、川崎市)
臨海部の通勤環境の改善を図り、持続的な発展を支え価値を向上させる交通機能の強化を進めるため、臨海部がめざす交通ネットワークの将来像や今後の取組等を示す「臨海部の交通機能強化に向けた実施方針(案)」を取りまとめましたので、...

【臨海部のさらなる発展へ第一歩】2022年度営業運転開始に向け 川崎市で初の連節バス試走 (2021年 3月15日、建設通信新聞)
川崎駅東口~水江町間のBRT ... 運行開始後は、川崎駅東口~東扇島区間のBRT導入も目指す。... 24年度からの運行を計画している。
... 運行事業者は、21年度に決定する予定だ。
市は ... BRT導入や京急大師線大師橋駅の駅前交通広場整備(設計中) ... 交通機能強化の取り組みを進めている。

 国内有数の路線バスのターミナルであるJR川崎駅と、臨海部工業地域との間では、通勤輸送を中心として、多数の路線バスが設定されており、川崎駅近辺ではバスターミナルへの出入りの車列による渋滞が御馴染みのものになっています。川崎市の市議のなかには横浜市交通局が先に開業させた「ベイサイドブルー」に試乗したと報告する方もおみえで、両市切磋琢磨し、よりよい交通システムに育つことを期待しています。

 

 

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2021年5月21日 (金)

朝日新聞「(声 どう思いますか)されど公共交通」

 朝日新聞のオピニオン欄に下記の記事が掲載されました。2回にわたり、さまざまな視点での意見がなされており非常に参考になります。

(声 どう思いますか)されど公共交通:上 (2021年5月5日)
談話は、5期19年の任期を終えて先月退任した森雅志・前富山市長(68)。(中略)全国の公共交通が陥っている「負のスパイラル」からいかに脱却したのか。再生への処方箋(せん)を森氏に聞きました。

(声 どう思いますか)されど公共交通:下 (2021年5月19日)
3大都市圏を除くと、バス事業者の8割以上が赤字とされ、コロナ禍が苦境に追い打ちをかけています。海外の公共交通政策に詳しい関西大の宇都宮浄人(きよひと)教授(交通経済学)に話を聞きました。

 区々の提言にコメントをすることは避けますが、いずれの考えにも唸らされます。今のところ、無料会員であれば全文が閲覧できる記事として公開されているので、皆さんもお手すきの際にご参照いただければと思います。
 ただ、「あれも欲しい、これも欲しい」と言うのは簡単ですが、何が社会に受け入れられるか、皆が納得した上で負担できるか、との正解のない答えを導き出すことは非常に難しいことです。当会では(また、皆さんも当会をご活用いただき)オンライン、オフラインの様々なかたちで議論する場、考える場を持つことができればと考えています。

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2021年5月18日 (火)

2021年6月ミニ勉強会&理事会のお知らせ

【6月ミニ勉強会&理事会のご案内】
 横浜にLRTを走らせる会では下記の通り2021年6月ミニ勉強会および理事会をオンラインにて開催いたします。
<勉強会>
タイトル「コロナ禍による交通崩壊を防ぐ動き ~地域公共交通の現状とこれから~」
講師:横浜にLRTを走らせる会 小田部副理事長
 
日時:2021年6月11日(金)18:30〜19:30
場所:Zoomによるオンライン開催
 
<理事会>
日時:2021年6月11日(金)19:30〜21:00
場所:Zoomによるオンライン開催
 
勉強会および理事会は理事以外の方でもご参加いただけます。当会の活動を知っていただける機会ですのでご興味をお持ちの方は是非ご参加ください。理事会に参加を希望される方は当会事務局
yokohama-lrt@nifty.com
までメールにてお名前とご所属(任意)をご連絡ください。ZoomミーティングルームのURLをお送りします。

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旭区左近山団地での「自動運転バス」の公道上試験走行

  今年3月から4月にかけて横浜市と相鉄バスなどにより、旭区左近山団地にて「自動運転バス」の公道上での試験走行が行われたとのことです。

I・TOP横浜「路線バス自動運転プロジェクト」
~左近山団地内の公道で自動運転バスの試験走行を実施~

I・TOP横浜「路線バス自動運転プロジェクト」
~左近山団地内の公道で自動運転バスの試験走行を実施~ [pdf]

左近山団地内の公道で自動運転バスの試験走行を実施

 以前にはズーラシア周辺での実証実験でも行われていたようです。

I・TOP横浜「路線バス自動運転プロジェクト」
~日本初 大型バスによる遠隔監視・操作での自動運転を実施~

I・TOP横浜「路線バス自動運転プロジェクト」
~日本初 大型バスによる遠隔監視・操作での自動運転を実施~ [pdf]

日本初、大型バスの遠隔監視・操作による自動運転を営業運行で実施

 専用に改造された路線バス車両を用意して行われた今回の試験走行では、運転席に配置された運転手は、一部のバス停への正着* や、非常時の取扱い以外に運転操作することなく、自動で定められた経路を走行できることが確認できたたのことで、今夏には営業運転実施を計画しているとのことです。
* バス停への停車時に、歩道などに近く寄せて停車すること

 自動運転は、米国自動車技術会 (Society of Automotive Engineers; SAE) によりその実現(自動化)度合いから全5段階に分類されており、今回の実証実験はこのうち「レベル2」(下から2番目)に位置付けられます。営業運転を行うためには「レベル4」(上から2番目)が必要とされています。まだまだ解決しなければならない課題は多岐にわたるものとは思われますが、少子高齢化、労働人口減少など今後の社会に対応するためには、必要不可欠な技術と考えられます。路上交通への全面導入とはいかずとも、限られた領域(例えば、大規模施設、港湾施設内、大規模工場、等)など、着実に実績を積み上げていくことで、「未来の乗り物」ではなくなる時期も早晩、訪れるものと期待しています。

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2021年5月15日 (土)

横浜交通まちづくり協議会「第5回 グリーンモビリティカフェ」

 横浜にLRTを走らせる会も団体として加盟している、横浜交通まちづくり協議会主催の「第5回 グリーンモビリティカフェ開催のご案内です。興味ある方は是非ご参加ください。

地方部の多くで、地域公共交通は厳しい状況に置かれています。5月のグリーン・モビリティ・カフェでは、地方部で移動の足を確保する取り組みの事例として、栃木県那須町の事例を話題提供し、地方部での地域公共交通をいかに維持するかを話し合います。

 参加申込み、お問合せは、下記横浜交通まちづくり協議会までメールにてお願いします。申込受付後、参加用のURLが送られるとのことです。

横浜交通まちづくり協議会(info@ycfd.org

 

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2021年5月11日 (火)

横浜みなとみらい地区のロープウェイ

 みなとみらい地区の桜木町駅と、ワールドポーターズ近くの運河パーク駅とを結ぶロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」が先日開業し、休日ともなると乗車に数十分の待ち時間を必要とする連日の賑わいぶりです。先日の記事でもお伝えした通り、横浜市が2018年10月に策定した「横浜都市交通計画」の政策目標「都心臨海部を楽しく快適に回遊できる多様な交通手段の提供」に向けた取組みで、公募により、観覧車「コスモクロック21」など「よこはまコスモワールド」を運営する泉陽興業が事業主体として選定されています。

 これまで交通手段の提供がが十分とは言えなかった新港地区(ワールドポーターズ 赤レンガ倉庫、ハンマーヘッド、等々)へのアクセス手段としての活用が見込まれています。

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桜木町駅

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汽車道上空を行き交うゴンドラ(1)

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汽車道上空を行き交うゴンドラ(2)

 ところで、YOKOHAMA AIR CABIN は片道数分、数百メートルの移動手段でありながら、運賃は片道1,000円(往復1,800円、ほか観覧車とのセット割引運賃あり)とかなりの強気の価格設定で開業を迎えています。事業にかかるかなりの部分の負担が民間の投資で行われているが故の運賃設定と推測されます。制度上は公共交通の一つの様態とみなされながらも、日常的に、例えば通勤のために毎日利用する、などの目的には整合しにくい交通手段と言えるかもしれません。あるいは、十分な行政のサポートがなければ、公共交通はこのような形(運賃)でしか実現できないとの傍証になるのかもしれません。

 もちろん、本事業により便益を受ける人(受益者)と、便益を負担する人(納税者)との整合など、様々に議論の余地はありますが、あらゆる利用者が、気軽に、確実な手段として利用可能な公共交通の実現にはどのような施策が求められるか、継続的にみていく必要があるのでしょう。

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2021年5月 9日 (日)

横浜市営交通局の一日乗車券の制度変更

 いささか旧聞になってしまいますが、横浜市交通局では本年(2021年)4月1日付けで、一日乗車券などの制度変更を行っています。

市営地下鉄・市営バスの1日乗車券がもっと便利になります
令和3年春、市営地下鉄・バスの乗車券制度が一部変更となります。

 主な変更点は以下の通りだそうです。

  • 既にサービス導入済の「みなとぶらりチケット」に加え、各種一日乗車券をスマートフォンのアプリで購入可能に
  • PASMOを用いた「地下鉄一日乗車券」及び「地下鉄・バス共通一日乗車券」で地下鉄の駅券売機等で購入可能に
    • 利用可能な交通系ICカードはPASMOに限られ、Suicaなど他の交通系ICカード、クレジットカード一体型PASMO、モバイルPASMO、および鉄道、バスの定期券情報が記録されているPASMOでは利用不可能、と普段からのヘビーユーザには厳しい取扱いのようです。
  • 紙の市営地下鉄一日乗車券、市営バス一日乗車券などを販売終了し、地下鉄駅構内での発売は磁気券での販売のみに集約
  • 市営バス車内での「みなとぶらりチケット」の販売終了(2021年5月31日限り)

 紙の一日乗車券、特にバス車内での購入が不可能になる点はやや気にはなりますが、販売実績と照らし合わせてのバス車内でのオペレーションの効率化(ひいては運転手の負担軽減)のためにはやむを得ないところがあるのでしょう。

 今後も、より身近に感じられ、気軽で、使いやすく、かつ持続可能な公共交通であるためにはどのような提言を行っていくべきか、研究していきたいと思います。

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2021年5月 8日 (土)

TVK「特別公開講座・第6回関内学」

 神奈川新聞が講座として開講し、ダイジェスト版がTVKで放送されている「関内学」にて、有隣堂松信代表取締役会長が登壇されました。

第6回 関内学 (神奈川新聞)
特別公開講座・第6回関内学 株式会社有隣堂 松信 裕 代表取締役会長 (YouTube)
「関内学」は、関東学院大学が横浜・関内キャンパス開設に向けた記念事業として実施する特別公開講座です。地域の発展に貢献してきたゲスト講師を招き、関内エリアのまちづくり・文化・伝統を次世代に継承することを目的にしています。
第6回は、伊勢佐木町に本店を構え書店を軸にしながら、関内と密接な感慨エリアの文化や伊勢佐木の発展を支えてこられた株式会社有隣堂 松信 裕 代表取締役会長をお招きし、自社100年の歴史なども踏まえながら、横浜の文化の発信拠点でもある伊勢佐木の存在価値や関内と関外との連携の在り方について考えます。

 関内、関外地区の回遊性確保について、「LRT計画があったものの眠ったままになっている、是非候補に入れていただきたい」、「ハンマーヘッドから馬車道、伊勢佐木町、お三の宮、一直線で街は繋がっている。それぞれの街の特色を活かしながら、個々をライトレールで結んで」等々のご提案がありました。それ以外(また、第6回以外にも)にも興味深いお話が多数あり、聴講されてみてはいかがでしょうか。

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2021年5月 7日 (金)

横浜市電保存館「横浜市営交通100周年記念写真展&花電車展示」

 2021年は、1921年(大正10年)に横浜市が電気局を設立してから100年とのことで「横浜市営交通100周年」との触れ込みでPRを行っており、その一環で、滝頭の横浜市電保存館では記念写真展、花電車の展示を行っています。

 横浜市内では市営交通設立に先立ち、横浜電気鉄道が1904年(明治37年)から路面電車を運行していましたが、1921年(大正10年)に同社を横浜市が買収し、市営交通としたことが100周年の起源とのことです。

 開催期間は4月1日から来年(2022年)4年3月21日までの長丁場ですが、写真展「ちんちん電車の走っていた懐かしい横浜」は2ヶ月ごとに模様替えを行うとのことです。第1回「山元町 前篇」は今月末(5月30日)まで、その後、第2回は「山元町 後篇」を予定しているとのことです。

 昭和40年代の懐かしい横浜の風景を懐かしく、あるいは新鮮にも感じつつ、今の時代にLRTが実現したならば、どのような世界が実現しているのか、思いを馳せてみるのはいかがでしょうか?


Pxl_20210505_042500633建物外壁に「横浜市営交通100周年」の装飾が飾られています。

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写真展

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花電車展示

 

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2021年5月 6日 (木)

第17回通常総会と2021年5月理事会のお知らせ

 横浜にLRTを走らせる会では第17回通常総会ならびに2021年5月理事会を下記の通りオンラインにて開催いたします。

【第17回通常総会】
日時:2021年 5月14日(金) 午後7:00から8:00まで
開催方式:Zoom(ズーム)ミーティングによる遠隔形式
参加資格:正会員

【2021年5月理事会】
日時:2021年 5月14日(金)午後8:00から9:30まで
開催方式:Zoom(ズーム)ミーティングによる遠隔形式
参加資格:特に制限なし

理事会につきましては、会員であるなしにご参加いただけます。弊会の活動を知って頂ける機会ですので興味をお持ちの方は是非ともご参加下さい。参加を希望される方は当会事務局 yokohama-lrt@nifty.com までEメールでお名前とご所属(任意)をお知らせ下さい。
折り返しZoomミーティングの情報をお知らせします。

正会員の方はお手数ですが総会と理事会どちらへのご参加か、両方へのご参加か、ご記入をお願いします。

なお、6月理事会は6月11日(金)にミニ学習会と理事会を合わせて実施予定です。後日ご案内いたします。

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2021年5月 1日 (土)

上瀬谷通信施設地区跡地利用と「上瀬谷ライン(仮称)」の近況

 米軍上瀬谷通信施設地区の跡地利用、および同地域への交通アクセスとして横浜市が計画している「上瀬谷ライン(仮称)」について、朝日新聞に何本か記事が掲載されています。

横浜・米軍跡地のテーマパーク誘致、ディズニー級困難に
横浜市西部に広がる米軍施設跡地で、テーマパーク誘致の検討が続けられている。
...1年以上経っても、具体像は明らかにならず、計画は暗礁に乗り上げているとみられる。
...昨年3月に土地利用基本計画として正式決定し、将来の跡地全体の訪問者数を「年間1500万人」と掲げた。...

横浜のテーマパーク暗礁、集客の核なく進む巨大公共事業
市は「年間1500万人」が訪れるのに対応するため、その4~5割の利用を見込む新交通システムを相鉄線瀬谷駅付近と跡地を結ぶ2・6キロに建設する。庁内の試算では事業費は700億円程度を見込む。...

横浜の新交通、集客の根拠なく選定 市幹部に聞くと…
テーマパークの成否は新交通システムの事業決定に直結する。
...市は今年3月末までの予定だった国土交通省への特許申請を先送りした。...

未だ1紙の報道に留まっており、公式に明らかにされた事柄ではないようですが、当会では今後も状況を注視していきたいと思います。

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