横浜市都心臨海部での超小型電気自動車のレンタカーサービス開始
横浜市都心臨海部のトヨタレンタカー各店舗にて、トヨタの超小型電気自動車「C+pod」の貸し出しが今月(2021年7月)から開始されるとのことです。
横浜観光は超小型EVで トヨタ販売店など、レンタル開始
トヨタ自動車の超小型電気自動車(EV)「シーポッド」のレンタカーサービスを横浜市の都心臨海部で始める。
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外装は市交通局と連携し、「観光スポット周遊バスあかいくつ」をイメージしたデザインとした。
「C+pod」はトヨタ自動車が2022年に発売を予定している二人乗り超小型電気自動車で、最高速度時速60キロメートル。一度の充電で走行可能な航続距離は150キロメートルだそうです。高速走行の機会もない街中の移動にはこの性能で十分ですし、何より非常に小回りの効く車体ですので、使い方によっては有効活用できそうです。
ちなみに、横浜市では過去に日産自動車と協同で実施していた「ヨコハマモビリティプロジェクトゼロ (YMPZ)」にて、国内初の「二人乗り超小型電動車両」のカーシェアリング実証実験を2011年から2021年まで実施していました。
- 低炭素都市を目指した新たな次世代交通の推進に向けて -
国内初! 二人乗り超小型電動車両に関する実証実験の実施
(Wayback Machine によるアーカイブ)
国土交通省から環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験地域に横浜市が選定され、YMPZの一環として国内初となる「二人乗り超小型電動車両」に関する実証実験を実施することになりました。
ヨコハマモビリティ“プロジェクトZERO”
横浜市と日産自動車は、2009年度から2013年度までの5年間で共同で低炭素社会の次世代交通を目指したヨコハマモビリティ“プロジェクトZERO” を策定しました。横浜市内で排出される温室効果ガスの約20%を占める自動車など運輸部門の排出量を大幅に削減することを目指し、エコ運転の普及や電気自動車の普及などの課題に取り組みます。
チョイモビ ヨコハマ
(Wayback Machine によるアーカイブ)
超小型モビリティを活用したカーシェアリングの実証実験「チョイモビ ヨコハマ」を終了します
当初の目的を達成したため、令和3年3月16日をもって、「チョイモビ ヨコハマ」を終了します。
公共交通には、JR線、民鉄線、地下鉄のような大規模輸送手段、バスやLRTのような地域に密着した中量輸送手段では補いきれない隙間需要が必ず存在します。
小型車両によるカーシェアリングは、パーソナルモビリティ(個人用途の移動手段)でありながら環境負荷、道路負荷を小さく抑えることが期待されることから、ラストワンマイル(公共交通機関や、大規模駐車場から目的地までの多少の移動)の不便を解消するための選択肢の一つとして有効ではないかと考えられています。このような隙間を埋める手段が提供され、それを利用者が簡単に選択できてこそ、「誰でも」「気軽に」使える社会インフラが機能するのではないかと考えられます。(H.I.)
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