2022年9月 6日 (火)

横浜都心臨海部のLRT路線案(2020年)

 

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当会は2003年に活動を始めて以来、横浜でのLRT路線案について繰り返し検討を行い発表をして来ました。中でも横浜駅周辺から関内地区にかけての都心臨海部は市民の関心が高く、旧横浜市電の路線とも重なる事から、そこで幾つもの案を作成しました。一方、LRTを実現する為には横浜市の理解が欠かせない事から、関係部局との意見交換や協議会への参加、市長や市会議員への働き掛けなどを行って来ました。そうした中、2013年の横浜市長選で現職の林文子氏が公約の一部に「LRT導入の検討」を掲げて当選し、市の施策として「都心臨海部における新たな交通システムの導入」についての検討が始まりました。2016年に出されたその結果は、都心臨海部でLRTや連接バスなどの新たな交通の導入を推進すると言う方針の元に、短期的には2020年までに高度化バスシステムを導入し、中長期的にLRT、高度化バス及び路線バスのベストミックスを図る、と言うものでした。今年7月に開業したベイサイドブルーはその高度化バスが実現したものです。

こうした事から当会は、今後ベイサイドブルーが発展する形でLRTが実現する事を期待しつつ、その望ましい形を提案するべきであると考え、2019年から2020年に掛けてワーキングチームを設け、都心臨海部の新たなLRT路線案を作成しました()。この案は上記の経緯を踏まえたものであると共に、下記のような特徴を持っています。

1.ベイサイドブルーの路線と重なる横浜駅と山下埠頭を結ぶ区間に加え、桜木町駅、馬車道駅、関内駅を結ぶ周回部分を持つ。

2.将来的な展開を視野に入れ、東神奈川方面、伊勢佐木町方面、本牧方面への延伸を可能とする。

3.総合的な都市交通計画やまちづくりの視点から、関内地区を歩行者中心ゾーン、馬車道、山下公園通りをトランジットモールと位置付ける。

当然ながらこの案は絶対的なものではなく、現時点でのたたき台に過ぎません。今後の情勢を踏まえ、多くのかたから意見をお聞きして、より良いものにして行きたいと考えています。(栗原正明)

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2016年2月 4日 (木)

横浜都心部LRT想定路線図

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2006年1月25日 (水)

伊勢佐木町・馬車道地区へのLRT導入の提案

伊勢佐木町・馬車道に市民の力でLRTを走らせて商店街を活性化しましょう
20世紀横浜は日本で第二の都市として発展してきました。しかしかつての中心市街地はみなとみらい地区などの開発やみなとみらい線の開業等に押され、現在深刻な地盤沈下の憂き目にあっています。世界ではすでに21世紀の都市再生のための道具としてLRTなどの人や環境に優しい交通手段を利用した街の再生・活性化が進められています。我々「NPO横浜にLRTを走らせる会」では市民の皆様と一緒に街の活性化と移動手段について考え、実現化の検討を進めるためのたたき台を作成しました。まだ素案の段階ですが街の活性化を目指し、皆様と議論を進めて参りたいと考えております。

 

@ ルート案の考え方 @
■ まちの活性化のためのバリアフリーな移動手段の確保
○ 商業・業務・観光などにより多くのひとが訪れ、交流する中心市街地の活性化に活用
○ 歴史文化を保全・活用するまちづくりに回遊性の手段として活用
■ 来街者の移動手段の確保
○ 京急・市営地下鉄・JRみなとみらい線各駅を南北につなぐ移動手段の確保により来街者のアクセス性を向上
○ 電停間の距離を短くすることにより移動

 

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運行は単線で電停数は県立歴史博物館〜太田橋南側の17カ所を想定しました。

 

路線距離は約2.3kmで約15分の運転時間です。現況は馬車道が一方通行の車道で伊勢佐木がモールとなっています。但し、伊勢佐木3丁目からは一方通行の車道となっています。今後、荷捌き車や一般車両の検討等が必要となります。また、車庫用地の確保が課題となります。
現段階の概算の想定事業費ですが、約46億円となります、この内車両費は約9億円程度となります。(4編成)今後補助金等を含めた事業費低減の検討が必要と考えられます。毎年の運営費は2億円程度となり1日当たり約60万円/日程度かかる計算となります。

 

新たに、赤レンガと伊勢佐木を結んで馬車道・伊勢佐木を活性化させようという動きも出てきています。

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2006年1月18日 (水)

本牧路線案(1)

あくまで現段階の基本的な考え方です。今後皆様からのご意見を頂き再度ご提案を行います(2004年12月フォーラムで発表した路線案です)

 

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■ まちの活性化・利便性向上のためのバリアフリーな移動手段の確保
○ 歴史・文化遺産、自然的環境、スポーツなど多様な拠点を結ぶまちづくりの基盤となる公共交通システム
○ 中心市街地として利便性の高い居住環境のまちにふさわしい公共交通システムの整備
■ 既存鉄道駅との接続による居住者・来街者の移動手段の確保
○ JR根岸駅・みなとみらい線元町中華街駅との乗換えに配慮
○ 通勤・通学手段として既存駅までのアクセス性を考慮。但し、現在のバス路線との棲み分けが必要。

 ◆運行計画案
運行は複線で元町中華街入口から根岸駅で電停数は18カ所を想定しました。
路線距離は合計約6kmで元町中華街入口から根岸駅まで約23分の運転時間です。現況は自動車の通行があることから、自動車との共存を図る必要があります。
今後既存の駐車場の出入り口や一般車両との共存について検討が必要となります。
また、車庫用地の確保が課題となります。

◆概算事業費等
 現段階の概算の想定事業費ですが、約160億円となります、この内車両費は約36億円程度となります。(12編成)今後補助金等を含めた事業費低減の検討が必要と考えられます。
 毎年の運営費は約6億円程度となり1日当たり約160万円/日程度かかる計算となります。

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みなとみらい・関内・野毛地区路線案

2004年12月のフォーラムで発表した路線案です。LRT導入に向けた議論のための試案です。あくまで現段階の基本的な考え方ですので、今後皆様からのご意見を頂き再度ご提案を行います.
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■ まちの活性化・利便性向上のためのバリアフリーな移動手段の確保
○ 商業・業務・観光などにより多くの人が訪れ、交流する中心市街地の魅力的な交通システムとしてにぎわいのある都心形成に寄与。
○ 横浜の幹線交通と連携する都心部の回遊性のある公共交通の充実。

■ 既存鉄道駅との接続による来街者の移動手段の確保
○ JR関内駅・地下鉄及びみなとみらい線との乗換えに配慮
○ 電停間の距離を約300mとし速達性にも配慮

◆運行計画案
運行は複線で北回り南回りの2ルートで電停数は17カ所を想定しました。
路線距離は1周約4.9kmで約20分の運転時間です。車両数を8編成(片側4編成)としますと1時間で12回の運行が可能となり、平均運行間隔は5分となります。
現況は両側とも自動車の通行があることから、自動車との共存を図る必要があります。
今後既存の駐車場の出入り口や一般車両との共存について検討が必要となります。
また、車庫用地の確保が課題となります

◆概算事業費等
現段階の概算の想定事業費ですが、約120億円となります、この内車両費は約22億円程度となります。(10編成「内予備2編成」)今後補助金等を含めた事業費低減の検討が必要と考えられます。
 毎年の運営費は4億円程度となり1日当たり約110万円/日程度かかる計算となります。

これらについて、もっと詳しい資料がほしい方は、LRT事務局までご連絡下さい。

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